DATABASE
京に蓄積された情報
電子世界「京」

2019年の東京を模したデジタルネットワークフィールド。かつて存在しかけたもうひとつの世界を再現したサービスの発展系。京には一般の人間もアバターを用意することでアクセス可能。現実の東京とは異なり、居住している生物はほぼ存在せず、生物系の情報は抽象化された有象無象のエフェクトとして処理される。
膨大なデータにより構成されるためどうしても不具合が発生する。不具合は「バグ」として可視化されモンスターデータとして出力され、電子妖精によって物理的消去処理を行われる。
スーパーコンピューター「海龍」
電子世界「京」を構築・運用するにあたって用いられたスーパーコンピューター。2022年に政府によって予測されている電子的厄災のために建造された施設にて稼働。
水冷式でラジエートされたフロアに設置され、電子世界で発生しうる事象を全て処理している。名前の由来はその冷却方式から「海龍=リヴァイアサン:Leviathan」として名付けられている。
管理委員会
政府から電子世界及び電子妖精の管理を任されている運営組織。
どこから集められたのか謎のおじさんたちが所属する。

電子世界へのダイブ
電子妖精は通常スリープモード(メンテナンス)時以外は、電子世界にて巡回やバグ討伐を行う。MasterはSHOWROOMを通して、電子妖精を観測し観測されている状況。一般的な人間...Masterはアバターでダイブすることで電子世界へのアクセスは可能だが、アバターの戦闘力はほぼ皆無である。(バグに捕食されます)そのためバグに襲われた際の自衛手段を持たないMasterにとって電子世界へのダイブ=死である。
管理者は兵装アバターや無限コードを所持しているが、地下市場では横流しされた中古兵装アバターが売買されているらしい...。
オーバーレイ
電子妖精は戦闘時に「戦闘開放態(オーバーレイ)」という形態へ覚醒し戦闘能力が飛躍的に向上する。蝶のような光状の羽を放出し、電子世界の高低問わず空間を飛び回ることが可能。

オーバーレイの形態は電子妖精個体により様々な形態があり、中には物理プログラムをロードする者もいる。
光矢輝の開発経緯
光矢輝は管理者によって生成された特殊な電子妖精。
本来の性質や素性を秘匿されて、モデルスタンダードのチームに配属されている。
現在のタイプはセーフプログラムにより汎用的な電子妖精に変更されており、真の仕様が存在するらしい。
かつて存在した始祖の電子妖精プログラムと関係があり、電子世界に存在する”ある存在”の”ある問題”を解消するためのプログラム。真の目的と素性は本人の記憶からも消去されており、現在はモデルスタンダード4人組として活動中。

流琉蒼の過去
かつてセントラルフェアリー学院に在籍し、「青き魔女」と恐れられた電子妖精がいた。
青き魔女には妹が存在し、エリート姉妹として優秀な成果を期待されていたが、「とある事件」を起こし、管理委員会に一旦封印される。
彼女は今…。

電子妖精教育領域"School"
電子妖精の教育を目的として形成されるプログラム領域が存在、それがSchoolである。Schoolには初等/中等/高等とカテゴライズされており、モデルJKが存在する高等領域には3つの学校が存在する。3つのうち1つは機能していない廃校となっており、もう2つは「花ノ森学園高等学校」「セントラルフェアリー学院」である。
「花ノ森学園高等学校」には正式所属が5名、サブ所属が1名在籍。
「セントラルフェアリー学院」には正式所属が4名在籍している。
不具合データ -バグ-
電子世界における不具合データはバグとしてモンスターデータとなる。バグの発生源は複数あるが、根源的なものは未開放領域「X」から発生しているとされる。バグにはその大きさや強さから4つのカテゴリに分類される。
キロバイト級…電子世界で多々発生する戦闘力を有するバグ
メガバイト級…キロバイト級より大きく獰猛なタイプが多いバグ
ギガバイト級…大きさ・強さともに単一の電子妖精では討伐が難航するレベルのバグ。
テラバイト級…バグの神、現る。過去の電子世界においてはまだ計測されていない。
暴走した始祖
電子妖精にはかつて暴走し、管理委員会の管理下から逃れ、電子世界のどこかに存在する者がいる。その名はプロト・ゼロ…。
始祖の電子妖精である。